家を建てる時
設計に入る前に 家族で「家づくりの目的、大切にしたい事、これは必ず実現し
たい事」を話して要望ノートに書き残します。
家族それぞれの思いを知り、これから始まる設計の中心になる部分を確認してお
きます。
設計の途中は、夢が広がりあれもいい、これもいい、あれもしたい、これもし
たい、夢は膨れ上がり 共に予算も膨れオーバーになりがち。なりなんとなく
気持ちが下がってしまいます。
そんな時に当初の「家を建てる目的」や「こんな暮らしがしたい」と考えてい
た所に返る事で、何をとって 何を捨てるべきかの回答が出てきます。
最近は
①「とにかくあたたかい家にしたい、子供が厚着をして寒いと言う」
「お風呂やトイレが寒いので冬はいや」
②「家族がくつろげる広めのリビングと子供が勉強するコーナーが欲しい」
③「収納を可能な限りまとめてとり物の居場所を決めたい」
④「地震に強い家にして安心したい」等
そして 自分の部屋に対する希望も整理して話ておくと全部は無理でも予算と
相談しながら実現できることがあります。
せっかくの家づくり、家族にとって一生に一度あるかないかの家づくりに直面
したとき、多くの事を決定しなければならず、すごくエネルギーを使います。
ご家族の意見が合わずぶつかることもあるでしょう。
選択の連続、その時理由ある選択をした事でその結果に納得が生まれます。
いい思いでワクワク暮らしていただきたい。
源野 吉佐子